セーサクの裏サシスセソ

一応ですね、毎回ある程度テーマを合わせて作ってたりするんですよ。

ア行はヤシロがどんなヤツかを知ってもらう回。カ行はニースタはどんなところかを描いた回。

サ行はあちこちに出張る回。…………あ、ゴメンちょっと嘘ついた。おもいっきり後付けでごんす。

サ－①：作画監督の仕事はまさに「絵を整える」こと。レイアウト（構図のこと。もちろん背景も含んでいる）とキャラの動き、そして設定通りにキャラを直す。　　　
　

サ－②：制作デスクとは、班ごとのリーダーみたいなもの。ニースタは小さい会社なのでデスクは1人しかいないが、スタジオＶＩＰのような大きい会社になるとプロデューサーごとの班に分かれて、それぞれのＰの下に制作デスクがいる　

サ－③：基本的に作画の人は会社に入ってやってもらう。そのほうが制作としてもすぐにカットを回収できるし、連絡などもすぐとれる。

フリーの人の場合は、自宅作業や他の会社に入ってやっている人もいる。地方（遠く）に住んでいる人とは宅急便を使ってやりとりすることもザラだ。

サ－④：はっきり言おう。アニメーターは、ずっと絵しか描いてこなかったからこそ、社交性が低い人の「割合が」多い。いや、社交性が低くたって別にそこまで問題じゃない。問題なのは「アニメの仕事は趣味の延長線上なだけ」の人だ。

「○○（作品名）のあのシーンみたいなカットにしたい」「好きなキャラだけかっこよく（かわいく）描ければ他はどうでもいい」　しかし演出や作監、監督からリテイクを出されたり修正されたりして、挙句にふてくされて仕事を放り出す……そんな人もいるから怖い。

しかし、仕事にプライドを持ってやっている人も多いからこそこの業界は成り立っていると思う。職人気質に方々には本当に感謝です。

シ－①：ラッシュとはネガから補正無し（棒焼き）で起こされたフィルムのこと。今ではビデオやＤＶＤだが、昔は映画館で回すようなフィルムが主だった。つまりラッシュ（フィルム）をチェックするからラッシュチェックという。

最近はその語源の意味はわかっても。理由を知るものは少ないんじゃないかなと思う。　

それとフォントが汚いって言われてたので、この回からきれいに見えそうなヤツに変えてみた。　　　　

シ－②：【キャラリテイク：その名の通り、キャラの絵が崩れている為修正すること】【ガタる：セルの動きがガタガタすること】【パラ：画面の端を暗くする効果。昔の実写映画でパラフィン紙を使って光を遮っていたのが語源らしい】【パカ：動画の色塗り間違いのために、色が違う箇所がパカパカすること】　

こんな感じにラッシュ会場では専門用語（10/20現在のＴＯＰ絵の背景に書いてあるような用語です）が飛び交う。入りたての制作進行じゃチンプンカンプンになること請け合い。

シ－③：……………………結構後になってから発覚することもたまにはある。

そしてそれがとんでもない大惨事・致命傷を引き起こすことも……………………　

シ－④：…………会社（というか人）によっては、色んな連絡事項をないがしろにする元請（の人）もあったり（いたり）する…………

最悪の事態の場合、それにかかったリテークの費用は例え下請けでも元請に別途請求することも。まぁあっちの責任でそうなったんだから当たり前っちゃ当たり前。

ス－①：制作プロデューサーは作品内容や作品進行の統括。企画も立てたりする。

ちなみにみき子さんのモチーフは「制作進行くろみちゃん」の大黒みき子ちゃんだったりする。彼女が厳しい上司になってたりしたらこんな風になるんじゃないかという妄想。　

そういえばどこかのネタで「しろみちゃん」なるネタが出てたなぁ…何かの広告だっけか。　

ス－②：はい、「ブラック会社に勤めてるんだが俺はもう限界かもしれない」の上原さんがモチーフでございます。ついでにキテレツの勉造さんが混じってます。　

うわぁ…勉造さんの顔…真っ青ナリ…　

ス－③：生き残ったモン勝ちは実際そんな感じだと思います。もちろん生き残った上で、さらに向上心がなければならないんですが……実際、安月給で働き詰めであちこちからの色んなストレスが溜まってると「とりあえず今ある仕事をなんとかこなす」だけ、の毎日になってしまうのも事実です。んで、上の人は辞めるかどこか行っちゃうかしてポッカリ穴が開いてしまい……「誰か」が犠牲…いえ、チャンスが巡ってくるわけですねｗｗｗ　ハイｗｗｗ　……笑い事じゃねー……明日は我が身……

ス－④：しかし、やはり上を目指す人もいるわけです。こういう人が上に立ってくれると、下の人たちも安心できますし、なにより進む道がわかりやすくなります。　

例え仕事上で鬼のような采配をしていても、ちゃんと他人のことも考えて仕事を振ってくれます。何が必要で何がいらないか、何が最重要・最優先で何が後回しでも大丈夫か、そういったことが瞬時に判断できる人はきっと上にいけます。……まぁそういう人はどんな職業でも出世できると思いますが。　

セ－①：アフレコです。声優さんです。声のお仕事です。

ちなみに録音スタジオでは音関連全てでお世話になります。音や曲を入れる工程「ダビング（DB）」も同じ録音スタジオで行います。　

セ－②：声を入れるために流す映像は、大抵はCT（カッティング・編集）でつくった映像が流れます。そのときに出来ていた映像がちゃんと色がついていれば、もちろんそれが流れます。

しかし悲しいかな、昨今ではカラーでARができるのは大抵シリーズの最初の話数くらいで……　

そういえば、[ピー]の原作者うざすぎ。なんで音響監督（ベテラン声優さん）とか監督さしおいて声優さんに直接「このキャラはこうだからこういう感情で～～」とか演技に口出してんだよ。まずはここをこうしてほしいけどどうだろうか的な感じで相談からにしろよ。これだから[ピー]上がりの一発屋は……と、何かヤシロがほざいてましたが、眼鏡好きの作者は全く無関係なので勘違いしないように。　

セ－③：やはり生の声優さんはすごい。何が凄いって、オーラが違う。

あと、声だけじゃなく身体も感情に合わせて動かす人が多いです。まぁ表情に関しては、見てる側からだと背中しか見えないんですけどね。　

セ－④：録音終了後、その作品の取材が来ることもよくあります。アニメ雑誌、声優雑誌とかですね。

まぁ制作進行は関係ないんですぐ帰りますが。ちなみに握手とかサインとか求めるようなバカは二度と来られなくなると思っていいです。　

　仕　事　で　す　か　ら　。　　挨拶かわせるだけマシと思うこと。

ソ－①：そう、どんな仕事でも終わりがないものはない……はず。　

これはどんなことにも言える事だと思うので、辛くなったときはオススメだ。

「必ず終わる…例え結果が失敗でも成功でも…この辛い時間は必ずいつか終わる…」という考えをもって仕事をする。かなり後ろ向きな考えだけど、逃げるよりはマシかなと思ってる。　

ソ－②：「けものがれ、俺らの狐狸と」小鉄先生、どうか再開お願いします！！！　

……と懇願はさておき、完パケ（白箱）とはV編（〆切）でサブタイやらスタッフロールやらとかを全て入れ終えて、放映用に完全に出来上がった映像のことを言います。　

ソ－③：何回もやってると嬉しさなんて薄れてくるが、なんだかんだ言いつつもやはり確認してしまう。そんなサガ。あれです、更新直後のコメント欄をついつい何回も確認しちゃうのと同じなんじゃないかと。アニメとはいっても電波に自分の名前が載るわけですから……

あと、たぬ子ちゃんの絵は大神の香辛料のリスペクト。　

ソ－④：ｶｰﾁｬﾝいる人は、たまに連絡してあげよう。家が近いなら顔を見せに行ってあげよう。　

ヤシロのｶｰﾁｬﾝは未だにアニメを漫画という。プレステもファミコンである。　

……まぁあれです。やはり誰かが自分のやった仕事を見てくれるっていうのは、背中を押したり支えたりと、何とも言い様がない見えない力になっているんだと思います。　

この回は皆の反応でかかった。でも「らしくない」のであんまりこういうネタはやらないようにしよう…　